無垢材の床って実際どう?住み心地とお手入れ方法


家づくりのご相談を受ける中で、よく聞かれるのが
「無垢材の床って実際どうなんですか?」という声。
ナチュラルでおしゃれなイメージがある一方で、
「キズがつきやすいって聞いた」「お手入れが大変そう...」といった不安をお持ちの方もいらっしゃいます。
そこで今回は、工務店としての経験をもとに、
無垢材の床の住み心地と、お手入れの方法についてわかりやすく解説していきます。

AR304249.jpg

無垢材の床とは?合板フローリングとの違い

まず、「無垢材(むくざい)」とは、一本の木から切り出された、100%天然素材の木材のこと。
それに対して、一般的なフローリングは「合板(ごうはん)」といって、薄い木材を何層も貼り合わせたものに、木目のシートや突板を貼ったものです。

無垢材
天然木100%。調湿性・断熱性に優れ、経年変化が楽しめる。木の香りと肌ざわりが魅力。

合板(複合)フローリング
安価で施工しやすい。反りにくく、均一な仕上がり


無垢材の床|住み心地のリアルな魅力

1. 素足で歩いたときの気持ちよさ
無垢の床を歩いた瞬間、感じるのはやさしいぬくもりと柔らかな感触。
冬はほんのり暖かく、夏はさらっと涼しい。裸足が気持ちいい床です。

2. 空気がきれいで湿度が快適
無垢材には調湿機能があり、湿気の多い日は吸って、乾燥した日は吐き出してくれます。
そのため、室内の空気がなんだか心地よく感じられるんです。

3. 経年変化が美しい
年月が経つほどに、木の色味が変わり、味わい深い表情になっていきます。
暮らしの中で付いたキズも、風合いとなり思い出の一部として残せるのが無垢の良さです。


無垢材の床|デメリットや注意点は?

もちろん、いいことばかりではありません。
無垢材ならではの特徴として、以下のような注意点もあります。


1. キズや汚れがつきやすい
柔らかい素材のため、物を落とすと凹みやすいです。
でも、小さなキズなら自分で直せることも多く、「それも味」と思える方にはおすすめです。

2. 水に弱い部分がある
天然木は水分を吸収しやすいため、濡れたまま放置するとシミや変形の原因に。
キッチンや脱衣所では、適切な塗装やマットを使うなど工夫が必要です。

3. 価格がやや高め
合板フローリングに比べると、素材費や施工費はやや高めになります。
でも、長く使える耐久性や住み心地を考えると、コスパは十分高いと言えます。

無垢材の床のお手入れ方法

無垢材の床は、「難しそう」に見えて、実は意外とシンプルなお手入れでOKです。

基本のお手入れ
・乾いた雑巾やモップでこまめに拭き掃除
・掃除機は「フローリングモード」でやさしく
・水拭きはNG。汚れが気になるときは固く絞った雑巾で

定期的なお手入れ(年1〜2回)
・オイル塗装タイプの場合:自然塗料を塗り直すと、ツヤが戻って保護効果もUP
・ウレタン塗装タイプの場合:基本的に乾拭きでOK。塗り直しはほとんど不要


※ご家庭に合ったメンテナンス方法は、素材や塗装によって異なるので、施工時にご確認いただくことをおすすめします。
未來建設で施工する際は、素材や塗料に合わせたお手入れ方法や注意点等しっかりとご説明させていただきます。


無垢材の床はこんな方におすすめです

赤ちゃんや子どもと安心して暮らしたい方
暮らしの中に"自然のぬくもり"を感じたい方
住むほどに味わいが増す素材が好きな方
家に「手をかける楽しさ」を感じたい方


AR304144.jpg


まとめ|無垢材の床で、心地よい暮らしをはじめませんか?

無垢材の床は、単なるインテリアではなく、家族の暮らしに寄り添ってくれる"住まいのパートナー"のような存在です。
キズや変化も含めて味わいとして楽しめる方には、とてもおすすめの床材です。
私たち未來建設では、無垢材の選び方からメンテナンス方法まで、暮らしに合わせた丁寧なご提案を行っています。
気になることがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。

メニュー